下肢静脈瘤の種類、治療法、放置するとどうなる?解説します
下肢静脈瘤にはいくつか種類があり、それにより治療法も様々です。気になる足の症状を放置するとどうなるか等、ご説明いたします。
目次
下肢静脈瘤の種類とは?
下肢静脈瘤の原因がどの部位にあるのか、超音波(エコー)検査で調べます。鼠径部(足の付け根)か、小伏在静脈(膝の裏)か、それ以外(骨盤内など)の静脈にあるのか診断します。
下肢静脈瘤にはどんな種類があるのか、ご紹介いたします。
●伏在静脈瘤(治療が必要となる可能性が高い)
●側枝型静脈瘤
●陰部静脈瘤
●網目状静脈瘤、くもの巣静脈瘤
●再発静脈瘤
●静脈性潰瘍
などです。
下肢静脈瘤の治療法とは?
下肢静脈瘤の治療法は大きく分けて、「手術療法」と「圧迫療法」の2つがあります。
「手術療法」は根治を目的としています。足の状態により、どの手術・治療が適切か判断いたします。ご本人様に説明しご納得の上、手術を実施いたします。
「圧迫療法」は症状の緩和や症状の進行を緩めることを目的としています。弾性ストッキングを着用して足の静脈を圧迫し、血流を促します。着用することで改善の効果は高まりますが、一方で着脱にはコツが必要です。(当院の看護師は弾性ストッキングコンダクターの資格を持っています)
下肢静脈瘤を放置するとどうなる?
下肢静脈瘤は放置しても、命に関わるような症状を引き起こすことは滅多にありません。ですが足のだるさや疲れ、むくみ、足がつるなどの自覚症状や、潰瘍が悪化するなどの外見的症状が現われます。
一度発症すると自然に治ることはありません。放置するとどの様な状態になるか、詳しく解説いたします。