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Home > ブログ > 下肢静脈瘤の治療の一つ『硬化療法』とは?費用、治療後の症状、注意事項など

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤の治療の一つ『硬化療法』とは?費用、治療後の症状、注意事項など

ラジオロジークリニック扇町では、下肢静脈の診察や治療を行なっております。診断の結果、レーザー治療適応の方や弾性ストッキング着用の治療に適応する方など、さまざまです。
今回はレーザー治療の一つ、『硬化療法』についてご紹介いたします。

 

【監修医師】宮本 信一

大阪医科大学卒業・京都大学医学博士取得後、国内やドイツでも研鑚を積み2005年ラジオロジークリニック扇町を開院。血管外来では下肢静脈瘤の診断・治療に尽力。画像診断部門ではMRIやCT、マンモグラフィ等幅広い画像診断を行なっている。

目次

下肢静脈瘤治療 硬化療法とは?

硬化療法とは、薬剤で静脈をふさぐ治療法です。ポリドカスクレロールを静脈瘤内に注射後、血管の内側を接着させて血管をふさぎます。完全にふさがった静脈は徐々に小さくなり、吸収されなくなります。

硬化療法に適応のある血管

次の様な静脈瘤が硬化療法の適応となります。
・蜘蛛の巣状静脈瘤
・網目状静脈瘤
・側枝型静脈瘤(神経のそばを走行し、血管内焼灼術で神経損傷の可能性のあるもの)

視診で診断できますが、他の血管との関係を調べるためエコー検査を追加することがあります。

硬化療法ができない方

次に当てはまる方は硬化療法が出来ません。
・現在、深部静脈血栓症の治療中である
・以前、深部静脈血栓症になったことがある
・歩行困難
・ピル服用中
・抗凝固剤、抗血小板剤を服用中
・重篤な心疾患がある
・ポリドカスクレロールの成分に過敏症の既往がある
・妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある

硬化療法 治療当日の手順

①治療する血管にマーキング
②ベッドに横になります
③注射部位を消毒
④静脈に細い注射針を刺し固定
⑤硬化薬剤(ポリドカスクレロール)を注入(蜘蛛の巣状静脈瘤や網目状静脈瘤には、眼内針という非常に細い針で注入します)
⑥終了後、治療部位にガーゼを当てて弾性包帯を巻き、その上から弾性ストッキングを着用して圧迫します。

治療当日の所要時間

血管の種類や治療箇所にもよりますが、治療にかかる時間は20分~60分くらいです。日帰りで治療が可能です。

治療にかかる費用

保険適用となります。3割負担で、片足6000~7000円程度です。

治療当日の服装

治療後は包帯を巻きますので、ゆとりのあるズボンや長めのスカート、お履き物は高いヒールの靴やブーツなどは避けてご来院ください。

硬化療法 治療後の注意事項

治療後、次のようなことにご注意ください。
①長時間同じ姿勢で過ごさないようにしてください。血管が滞り、回復が遅れることを避けるためです。
②治療当日は入浴・飲酒は出来ません。翌日から可能です。
③弾性ストッキングは治療後2週間、日中履き続けてください。

治療後に起こる可能性がある症状

治療した血管に沿って茶色になるなど、色素沈着が1年以上みられることがありますが、徐々に薄くなっていきます。
また太い血管の場合、コリコリしたしこりが残ることがありますが、これも半年ほどで消失していきます。

予約方法

足に痛みや湿疹があったり、就寝中につることがあるなど、気になる症状があればまずはお気軽に診察へお越しください。
下肢専用TEL:06-6809-6867(ネット予約は24時間受付可能)

もう一方の画像診断部門ではMRIやCT、マンモグラフィ等の画像診断を行なっております。脳ドックや乳がん検診などのプランや費用は、下記リンクからご覧いただけます。

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