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お知らせ

こむら返りって?病気??

ラジオロジークリニック扇町です。
当院は大阪市北区に位置し、各線梅田駅・大阪駅から徒歩15分の所にあります。
大きく分けて2部門に分かれております。
MRIやCTなどの画像診断を行なう『画像診断部門』と、下肢静脈瘤の診察・治療を行なう『血管外科部門』です。

今回は下肢静脈瘤の症状の一つ、『こむら返り』についてお話いたします。

目次

こむら返りとは?

「寝ていて突然こむら返りを起こした」「久しぶりに走っている最中にいきなり足がつった」「筋肉が痙攣して急に痛みが出た」という経験は、ありませんか?

こむら返りとは、足や手などの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮を起こし、元に戻らない状態のことです。
「こむら」とはふくらはぎの事で、多くはふくらはぎに起こりますが、足の裏や指、太もも、胸など体のどこにでも発生します。
妊娠中や加齢によっても起こりやすくなります。

どういう時に起きやすいのか?

急に体を動かす
栄養不足
水分不足
冷え(夏に比べて冬に足がつりやすいのは、冷えが大きく関係しています)
熱中症
急激な寒暖差
水分代謝とミネラルバランスの崩れ など

なぜこむら返りが起こるのか?

大脳から発信された信号が脊椎中の神経系を通り、ふくらはぎへと直結する末梢神経へ伝達されて収縮運動を起こすのが、通常のメカニズムです。
その信号がふくらはぎ内の一部の筋肉にしか伝達されず、その筋肉部のみが過度に収縮するという異常な状態の時に、こむら返りが起こります。

寝ている時にも起こるのはなぜか?

健康な人ならば、過剰なイオンは尿や汗などから排出され、反応性がちょうどいい範囲内に収まるよう調整されています。
しかし、睡眠時は汗を多くかいており、脱水傾向にあります。さらに全身をほとんど動かさない為、心拍数も減り、血行も低下しています。
夏場、冷房をかけっぱなしで寝るなど足の筋肉が冷え、血管も収縮し、血行はさらに悪くなります。

ここで関係してくるのが、【ミネラルと水分代謝】です。
ミネラルは筋肉が働くための重要な役割をしています。ミネラルバランスが乱れると、足の筋肉が硬直しやすくなると考えられます。
冷えると水分代謝が悪くなり、むくみやすくなります。
『ミネラルバランスの乱れ→水分代謝が悪くなる→足がつりやすくなる』ということです。

※ミネラルバランスの乱れ:カルシウムとカリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあり、この2つのミネラルを調整しているのがマグネシウム。マグネシウムの不足は、腱紡錘(腱の内部にあり収縮をコントロールする)の機能低下に影響する。

原因となる疾患とは?

腰椎椎間板ヘルニア・糖尿病・腎不全・動脈硬化・甲状腺異常などがあります。

他にも、下肢静脈瘤という症状が挙げられます。
静脈瘤があると、日中における下肢の筋運動の間に、ある種の代謝産物の蓄積など何らかの原因により、こむら返りが発生しやすくなると考えられています。
静脈瘤が原因のこむら返りの場合、静脈瘤を治療することにより症状は緩和されます。

予防法、食事

予防法

予防①寝る前のストレッチ:足首を上下・左右に曲げるのを、数回ゆっくり繰り返す。
予防②冷え対策:足首を冷えから守る。
予防③就寝前に常温のスポーツドリンクを飲む。

それでも起こってしまったら、足首を強く背屈させふくらはぎの筋を強く伸ばすことにより、こむら返りが寛解します。

効果的な食事

筋肉疲労回復に役立つタウリン・ビタミンB1が含まれた食材、カリウムを含んだ食材を意識して摂るようにしましょう。
(例)鶏肉・牛肉・魚・大豆製品・酢・クコの実・なつめ

最後に

こむら返りの原因は様々ですが、記述した通り静脈瘤が原因のこともあります。
もし静脈瘤だった場合には、レーザー治療も可能です。そうでなかった場合にも、予防方法などアドバイスさせていただきます。
静脈瘤かどうか超音波検査で診断できますので、お気軽に診察予約してくださいね。
コロナ感染症対策を万全にして、お待ちしております。

(下肢静脈瘤専用電話)06-6809-6867
(月~金)9時~19時/(土)9時~17時

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